雨もり、かぜで揺れる家
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嵐、ですね。

いまは、倉庫の2階に住める面白そうな物件と
天秤にかけて選んだ、地域最安の借家に暮らしています。
さすがに地域最安といいましょうか。
横殴りの雨に耐えきれず、夜半から雨漏りがありました。
滴り落ちる下にバケツをセットして寝直したのですが、
今朝起きてみるとまったく貯まっていません。
注意深く見てみても、別の場所が濡れている気配は無し。
???

屋根の隙間から板を張った天井に落ちる水滴の量を10とすると、
その天井から染みだした一カ所から落ちる水滴は1。
残り9の行方にどんなマジックが?と不思議に思ったのですが、
その秘密は天井に張った無垢の板、この建材にありそうです。
この建物は昔ながらのつくりなので、木の呼吸を阻害する
表面加工されたプリント合板やビニールクロスを天井板に使っていません。
築40年を越えていても、建材の調湿作用が生きているんですね。
水を吸えるだけ吸ってしまうことができるのです。
もし畳に水滴が落下したとしても、少量なら畳自体が吸ってしまいます。
ウレタン塗装のフローリングではこうはいきません。
そして部屋に風を入れて通せば、やがて乾いてしまう。

人の仕事というのは、完璧にできるものではありません。
また、年月で衰え変質していくものもあります。
人の知恵で計りきれないものを助けてくれるのは、
結局、自然が貸してくれる力なのかもしれません。

風で真壁づくりの古い木造の建物が、ぐいぐいとしなって揺れています。
大きな風の塊を腹に受けると、震度2くらいの揺れを感じます。
でも、不思議と家が倒れそうという恐ろしさはないんですね。
竹が風を受けてしなるように、力を受け流して
しのいでいるようなイメージが湧きます。
かつて、いろいろなところでキャンプをしたり、夜を過ごしてきました。
小さな揺れくらいなら、見方を変えれば、夜行列車、
あるいはバスの車中で眠っている感覚かもしれません。

新建材を使わない、昔の当たりまえの造りかたの家。
自分の家を造るなら、こういう家でもいいかな。
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by ushio_mizta | 2009-10-08 11:50 | 日々の泡
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