もしそう望むなら
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"if you want it"というコピーを見ると、
ジョンとヨーコが掲げていた、
あまりに有名すぎるボードを思い出します。

いつ以来のことだったかな?って
すぐに思い出すのもできないくらい、
曖昧にブリッツだかゼップの会場だか、
このファンのノリはしんどいな、
もういいかな、そう思って以来だから、
ずいぶん経ってしまっていると思う。
こうして思い出せないままでも、
詳しく調べようとは思わないくらい、
遠い思い出になってしまっていたもの。

ものすごく久しぶりに見た坂本真綾は、
豆粒にしか見えない距離で、しかも、
彼女の背後、階段下横の左右ライトが、
2階スタンドの斜度と同じになるとんでもない逆光で、
だから、豆粒じゃなくて、ときどき真っ黒の
芥子粒くらいのときもあったけど、
その場で語りかけてくる真綾は、
二本足で仁王立ちしてみせた真綾は、
やっぱり、2階席を駆け上がって
空へ突き抜けるような声の持ち主でした。

自分的には、『Lucy』の頃にピークを迎えて、
『少年アリス』からしばらく飛んでしまった
坂本真綾と菅野よう子の音楽だったけど、
あの頃の、長いスカートを引きずって、
膜と気を張っていた真綾も、飾りに頼らない
茶目っ気のある、いい大人になっていて。
そんな再会がとても嬉しくて。

人の言葉をたどたどしく歌っていた高校生が、
自分の言葉に換えて5000人のホールを満たして。
その言葉の連なりが、聴きたい歌になって。
それを聴ける幸せに震えました。

悲痛な『雨が降る』、慈愛の『指輪』、
祈りの『tune the rainbow』解放の『光あれ』、
そして、かぜよみの旗をなびかせた『風が吹く日』。
スクリーン映った"if you want it"は、
自分にはその歌への回答に思えました。
そして、彼女の戦いは"war is over"終わった。
だから、表情は遠く見えない距離だったけど、
笑顔も泣き顔も、とびきりの良い顔だったと
信じています。

昔は、『約束はいらない』で何度も問いかけられる
「ねえ?」というたったふたつの音の影に、
芯の残る拒絶の硬さを感じていたっけ。
今回はとても優しく聞こえて、
それがたまらないほど素敵で、
もう一度恋に落ちました。

誘ってくれた友人にありがとう。
いろいろな優しさに触れた日でした。

「もしそう望むなら」
いつも心に置きたい問いかけです。
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by ushio_mizta | 2009-01-25 23:42 | 日々の泡
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